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岩手県奥州市江刺区のM寺。
「サルスベリの空洞化や枯れが心配!」
「枯れさせたくないので診てほしい!」
という事でお邪魔しました。
花が去年は数えるくらいしか咲かなかったようで、診察を依頼されました。

診察前の状況

かなり古いサルスベリのようで、幹がぶっといです。

中心の垂直に立っている幹に大きな空洞が見られます。

空洞は上から下まで繋がっているようです。
しかも、大きな空洞!

太い枝(幹)の枯れも目立ちます。

さてさて、これをどのように治療するのか楽しみです。

治療中の状況

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診察から2か月後、新緑の葉っぱが生えてきました。
治療の作業手順ですが、まずは、枯れ枝の除去から始め、その後に空洞の中の枯死した部分を削り取る作業をします。
空洞全てに手をかける作業なので、これが結構な時間かかります。
それが終わりましたら、殺菌剤と防腐剤を塗ります。

さて、作業を見てみましょう!


枯れ枝が多くあり、苦戦しています。

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枯れ枝の除去が終わったので、いよいよ空洞部分の作業に入ります。
形成層を傷つけないように、枯れた部分だけを取り除きながら、入り口部分を広げていきます。


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ここも、形成層を傷つけないように、枯れた部分だけを取り除き、
後の作業で手が入るように入り口部分を広げていきます。

ここでは、チェンソーが便利です。


小型のチェンソーだと軽いので作業が楽なのですが、大型のチェンソーなので苦戦しています。

入り口をうまく広げることができました。

空洞の中を削りながら、同時に掃除しながら作業します。

次は、殺菌剤と防腐剤を塗ります。

サルスベリの下のツツジの剪定をしたら治療は終了です。

治療後の状況

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サルスベリの治療は完了しました。
治療後の状況です。
気持ちよく作業ができました。