あれが今回のご依頼の五葉松のようだ・・・
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遠目では枝葉がとんでもなく伸びているくらいでもないが・・・
近くで見てみると、なんとなく赤くなっているところがある。
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アップで見ると、なるほどほとんどの枝で葉が枯れている。
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この原因は何だ?
茶色くなっている葉の近くに小さな丸いものがたくさんあるのがわかる。
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これはおそらく、マツカレハという蛾の幼虫の糞
ちなみにマツカレハの幼虫は、体長5cmもある金色とも銀色とも見える大型のこんな毛虫
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どのえだにも、どのえだにも・・・
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このようなマツカレハの卵もあった
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蛹が入っているカイコのまゆのようなものが何個も見つかっている。
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この時は9月で、このサナギがいつ成虫になるかはわからないが、この状態になるおそらく最近に幼虫に葉を食べられたのだろうと思われる。
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この場所は陽当たりが良いのに苔が生えるほどなので、樹形内部が相当込み合っていて風通しが悪かったのであろう。
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このような場所は病害虫にとってとても居心地の良いの格好の住処である。
湿気によって結構太い枝が腐朽し、雪などの重さによって自然と折れやすくなっていたようだ。
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全ての、枯れ枝、枯れ葉、苔、病害虫等をを取り除き、風通しを良くするために枝葉を間引き樹形を整えた。
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最後に予防としてスミチオンを枝葉にピンポイントに散布して終了。
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